等身大パネル研究所には
日々、等身大パネルと向き合い、等身大パネルの可能性を誰よりも信じ、
全力で発展させてきた「等身大パネル職人」達が居ます。
彼らの等身大パネルにかける想いとは・・・。
印刷職人 深田
私は、出力、つまり印刷を担当しています。等身大パネルのようなディスプレイ製作において、印刷工程はいわゆる「花形」なんだと自分では思い、誇りに思っています。私が普段から気をつけていることは、後工程のことを考えた印刷ができているか、といった所です。もちろん、キレイな状態で印刷を仕上げるというのは当たり前のことでそのために日々機械の状態をチェックしたり調整したりはしていますが、全行程を通しミスなく作業が進められるか、後工程でミスが出にくい印刷方法はないか、そんなことを日々考えて実践しています。工程が後に行けば行くほど、やり直しが発生した時のリスクは大きく、お客さまにご迷惑をかけてしまうことにもなりかねませんからね。近々新しい印刷機を導入します。仕上がりはますます美しくなり、よりクオリティーの高い商品を提供できると思います。私も機械に負けない仕事ぶりを心がけたいですね。
貼り込み職人 矢田
貼り込みを担当しています。印刷されたシートにラミネートを貼り込んだり、ラミネート加工が済んだシートを、今度はパネルに貼り込んだりと、「貼り」に関するあらゆる業務が担当です。貼りの業務で一番の敵はゴミの混入です。みなさんもスマホの画面に保護フィルムを貼ったことあると思うんですが、それに似ています。ただし、サイズは桁違いに巨大です。数メートルの巨大なスマホにフィルムを貼ることをイメージしてもらうとわかりやすいですかね。ゴミはどれだけ気を使っていても、モタモタやっていると必ず混入します。迷いなく短時間で行うことが重要です。最近はアプリケーターという機械を使って貼り込みをしていますが、手で貼らないといけないものも中にはありますので、スピードの追求は永遠の課題です。また、次に控えるカットの工程で作業がしやすいように、サイズや向きを揃えて材料を申し送ることも心掛けています。
マルチカット職人 斉藤
コングスバーグという機械を使って、様々な材料をカットしています。ハイスピード、高精度でパネルをカットする機械なので、等身大パネル製作には欠かせない存在です。手でカットするより遥かに美しい仕上がりになります。こういった機械を見ると、全て自動で勝手にカットしてくれるって印象を持つ人も多いのですが、実は人の手がどう介入するかで、コングスバーグの働きは、良くも悪くも大きく変わります。オペレーターの知識や経験は非常に重要で、難しく奥の深い機械ですが、難題にぶつかる度に楽しみながらそれを乗り越えようと意識しています。等身大パネル製作においては、ほぼ100%この機械でカットをすることになりますので、なくてはならない、ないと仕事が成立しないくらい重要な機械です。私が日々、愛情を持って接しているこの機械でカットした美しい断面を、みなさんにもぜひ見ていただきたいですね。